2025.1.20~2.10
三輪ほう子さんの写真を展示します。
店内の雰囲気がまたガラッと変わりました!格好いい・・・!
ぜひご覧ください。

「褻(け)の日、晴れの日、またあした」
写真たちに寄せて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
miwa hoko
ふとしたことから、このたび、くつろぎの空間カフェcooと店長の水上結さんとの出会いにより、十数年前、2011年前後に撮った写真たちを展示していただくことになりました。
久々の写真たちとの再会は、私自身にとって、うれしく新鮮なものでした。
そしてそれはまた、自分をふり返ることにつながっていくのでした。
早朝の新幹線に飛び乗りノートパソコンを開き、一眼レフカメラを持って訪問先を撮影させていただく。帰りの電車の時刻を気にしながら自分の写真を撮りたい気持ちに駆られて走る――そんなことをくり返している頃でした。
今、この頃の写真たちを見ると、わずかながら穏やかさも写し取っているようで、ちょっとほっとしています。が、私にはファインダーの手前の自分の姿がより鮮明に見えてくるのです。
真正面ばかりを見つめて、重いリュックを背にがむしゃらに走っていたあの頃。
今なら、「前ばかり見なくていい。横も上も、前も後ろも、ゆっくり深呼吸して、ぐるりとたっぷり見まわしてごらん」と、私は私に言ってあげられそう。
2025年――昭和100年、戦後80年とも言われるこの年を、あなたは、どんなふうに迎えていることでしょうか?
ちょっとくらい仕事がうまくいっていたり、あるいは、大きなつまずきがあったりしても、人生はまだまだ、続くのですね。毎日は、いいことも、悪いことも、ふつうのこともいつもどおり。厳しい時代と社会であっても、ようやく、立ち止まってもあとずさりしても、逃げ出してすら、自分は自分であってよいというあたりまえに気づいた今、そんな軽やかさやしなやかさも身に付けたい。
人は、生まれるときも死ぬときも、一人ひとり。
そして、きょうも、みんなと生きていく。
褻の日、晴れの日、またあした!
2025年1月
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プロフィール
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miwa hoko/三輪ほう子
1956年、東京生まれ。
東京都杉並区児童館職員(学童保育)を経て、出版社勤務。
教育・保育・子どもの貧困問題・あそびの本などの編集に携わる。それらの仕事の必要から、カメラを持ち歩くようになる。
2024年春、会社勤めを「卒業」。
1996年より、気まぐれ・ぐうたら・ミニミニ家庭文庫「ぽけっととしょかん」主宰。
ご近所の子どもたちとの絵本とあそびの会は、地域のお母さんたちのご協力を得て、コロナ禍でも工夫しながら継続、今も続く。
初めて手にした一眼レフは、写真家・長倉洋海さんの勧めで、Canon EOS Kiss。
当時、軽量をセールスポイントにしていたKissは、グリップが手になじんだことから購入。
その後、 デジタル機種への乗り換えに苦戦し、写真教室に学び、撮影会やグループ展に参加。今回の展示は、グループ展出展作品より。
カメラ機種 Canon IXY DIGITAL 920 IS
Canon EOS Kiss Digital X
額装写真のプリント・額装 山ノ手写真製作所
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